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進め方

進め方

進め方

問題を解く部分をどう進めるか。整理 → 候補 → 比べる → 試す → 確かめる。分野が変わっても同じ。

仕事の中心にある「変換」、つまり問題を解く部分をどう進めるか。分野が変わっても同じで、技術に依存しない。

手順は一つ

作る仕事でも、障害でも、同じ手順で進める。

  1. 状況を整理する。何が分かっていて、何が分かっていないか。関係する範囲に何があるか。
  2. 候補を出す。作る仕事なら選択肢、問題なら原因の仮説。複数出す。
  3. 比べる。今何を優先するか、それぞれの利点と欠点、トレードオフで選ぶ。
  4. 一つずつ試す。確かめやすい形に切り出し、順に確かめる。
  5. 確かめる。動いたか、他を壊していないか。少ないケースで大半の問題を見つける。

論理的思考や問題解決の本を何冊か読むと、著者ごとに言い方は違っても、残る共通点はこの形になる。基本的だからこそ実践できる。

なぜ整理するのか

簡単な問題は、整理しなくても解ける。検索するか AI に聞けば、一発で答えが出る。

整理しないと解けない、または最適にならない問題がある。

  • 原因が複数絡んでいる。一つ直しても症状が残る。
  • その現場に固有の構成で、一般的な答えが当てはまらない。
  • 答えが一つではなく、選択肢を比べて選ぶ必要がある。

こういう問題に一発の答えで入ると、当たらない手を打っては戻り、聞き方を変えて答えを探し続けることになる。 整理してあれば、外れても次の候補に進める。何を試して何が残っているかが見える。

書きながら考える

手順は、頭の中でやらない。書きながらやる。

  • 頭の記憶は小さい。候補を5つ並べて比べる作業は、頭の中では先にこぼれる。
  • 書き出すと、感情や直感に引っ張られた判断がしにくくなる。頭の中の比較は、気分が勝手に重み付けをする。

書くのは記録のためではなく、外部の記憶として使うためと、感情を遮断するためだ。

考えてから動く

考えることと実行することを分ける。事前に考えたことを実行する。考えながら実行するやり方は、簡単な仕事にしか通用しない。

作る仕事なら、何を決めれば実装時に考えることがなくなるかを、先に洗い出す。構成、データ、技術的に調べる必要がある箇所。 決めてから、一発で実行する。実行して外れたら、計画に戻って直し、また実行する。作りながら計画を変えない。

直感と使い分ける

何でも網羅的にやるわけではない。

簡単な問題は、直感で試しながら進めればいい。一発で解決するなら、それが一番速い。 直感で解けないのは、原因が複数絡む問題だ。直感は「一番ありそうな一つの原因」を当てる道具なので、組み合わせで起きている事象には外れ続ける。

そのときに、書いて整理し、感情に関係なく網羅的に潰すモードに切り替える。直感の速さと、網羅の安定性を、問題の難度で使い分ける。

問題
簡単な問題
一発で解決するなら、それが一番速い
直感で試しながら進める
原因が複数絡む問題
直感は「一番ありそうな一つの原因」を当てる道具。組み合わせには外れ続ける
書いて整理し、網羅的に潰すモードに切り替える
直感と網羅を、問題の難度で使い分ける

それでも整理せずに投げてしまう理由

手順は分かっていても、その通りにできないことが多い。

  • 論理的思考より、感情や直感を先に動かしてしまう。相手は機械なので、こちらの不安や面倒に関係なく、正しい答えを出さないと動かない。 それでも人は、気持ちの方を先に動かす。手順は自然な行動の延長にはない。
  • 検索するか AI に聞けば、すぐ答えが出ることに慣れている。簡単な問題なら整理しなくてもそれで解ける。 少し複雑な問題でも同じやり方で入り、答えが出なくても、聞き方を変えて探し続けてしまう。

まとめ

  • 手順は、整理 → 候補 → 比べる → 試す → 確かめる。分野が変わっても同じ。
  • 整理が必要なのは、原因が複数、現場に固有、選択肢を比べる必要がある問題。
  • 書きながら考える。考えてから動く。作りながら計画を変えない。
  • 簡単な問題は直感で。解けないときに網羅に切り替える。

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